Debian LennyのIceweaselでYouTubeを見る
DebianでYouTubeを見たとき、こう思いませんでした?
「画質が悪くね?」
Debianではデフォルト(何もしていない状態)では「フリーなFlashを作ろうぜ計画」で作っているオープンソースのFlashを使っています。が、まだ実用レベルまでは出来ていません。というわけでDebianにAdobeのFlashをインストールしましょう!
Debianのパッケージのダウンロード元は/etc/apt/sources.listに書かれています。
ですが、デフォルトの/etc/apt/sources.listにはAdobeのFlashをダウンロードするためのダウンロード元が記載されていません。というわけでデフォルトの/etc/apt/sources.listをバックポートを追加した/etc/apt/sources.listに書き変えます。
バックポートとは「新規リリースされたソフトウェア(大抵はベータ版ないし開発リリース段階のもの)を既存の旧版ディストリビューションで使えるように古いライブラリを使ってコンパイルし直したもの」だそうです。
ちなみに書き変えはroot権限が無いと出来ません。
$ su -
書き変えはviなりvimなりnanoなり好きなエディタで書き変えてください。もちろん他のテキストエディタでも構いませんし、おそらくKwriteやgeditなどのGUIテキストエディタでも大丈夫です。いや、知らんけど。
# vi /etc/apt/sources.list
とか
# vim /etc/apt/sources.list
とか
# nano /etc/apt/sources.list
とかとか。
なお、もちろんsu -ではなくsudoでも大丈夫です。
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
とか
$ sudo vim /etc/apt/sources.list
とか
$ sudo nano /etc/apt/sources.list
とかとか。
書き変えたらダウンロード元の更新のためにaptitude updateをします。
# aptitude update
もちろんaptitudeではなくapt-get updateでも構いません。
# apt-get update
なお、update時に「W: GPG error: http://www.backports.org lenny-backports Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY EA8E8B2116BA136C
W: これらの問題を解決するためには apt-get update を実行する必要があるかもしれません(な、何?こんなダウンロード元見た事が無いわ。い、いいの?大丈夫?みたいな意味)」という警告が出ます。
そのまま無視して使いつづけても良いのですが、やはりこの状態は気持ち悪いですね。というわけでキーリング(このダウンロード元を信頼するぜ)をインストールします。
# aptitude install debian-backports-keyring
もしくは
# apt-get install debian-backports-keyring
です。
インストールしようとすると「マジで信頼していいの?知らないよ?どうなっても知らないよ?」と聞いてきますが、「Yes」と入力すれば無事インストールが完了し次回から警告が出なくなります。
さて、ここまでくれば普通にadobeのFlashがインストール出来ます。
# aptitude install flashplugin-nonfree
もしくは
# apt-get install flashplugin-nonfree
でインストール出来ます。
インストールが終われば、特に他に何も設定すること無くIceweaselから画質の綺麗なYouTubeが楽しめます。