Debian GNU/Linux 8.0 jessieインストールメモ
新しいバージョンのDebian出てるんじゃん!言ってよ!声かけてよ!なんで誰も教えてくれないの!?え?私にそもそも友達いないから?そうだね。
というわけで、Debian GNU/Linux 8.0 jessieのインストールメモです。最近、Linuxにも慣れてきて、だんだんと考え方がひねくれだしたので、ひねくれたインストール方法を書こうと思う。なお、インストール時にキャプチャ取っていないので説明はアバウトです。つまり、初心者向けじゃないけど、初心者の方も話半分で聞くといいよ。
私がやった方法をそのまま書くよ。まずはDebian GNU/Linux 8.0 jessieの取得だ。Debian インストールCD/DVDイメージ - cdimage.debian.or.jpからPC/サーバー用 netinstイメージ 64 bit(amd64)のリンクを選んでパソコンにダウンロードするよ。結果、isoファイルがダウンロードできるので、そいつをCD(DVD)に焼き付けるよ。
CDに焼き付けたら、そのCDをパソコンにセットしたままパソコンを再起動して、CD(DVD)から起動するよ。
確か最初はネットワークの設定だったと思う。今回はノートパソコンにインストールしたんだけど、無線LANのパスワードを知ってるならインストール時に無線LANを使ってインストールできるよ。私は無線LANからインストールしたよ。
選択肢は大体、日本っぽいもの「日本語(Japanese)」「日本語キーボード」を選んだり、ドメインどうする?って聞かれて、とりあえずこういう時は「localdomain」って書いとけばいいよねとか、プロキシどうする(分かんなきゃ空欄でいいよ)?は空欄のまま進んだりとか、あとは、初心者の方がつまずきそうなのはパスワードを入力しても文字が表示されない(いや、今回のバージョンではされたかも??)やつだけど、表示されてなくてもちゃんと入力されてる(パスワードは重要な情報だから、もし仮に誰かがあなたの後ろから画面を覗き込んでいても大丈夫なように、わざと表示してない)ですよ。あと、「さっきのパスワードをもう一度入力してくれる?」っていう質問は「え?さっきと全く同じパスワードをもう一度入力するの?そんな馬鹿な!日本語大丈夫か!?」って思うかもしれないけど、そのまさかだよ。同じのを入力するんだ。パスワード入れた時に、文字が表示されなかったでしょ?だから、もしかしたらあなたはabcって入力したつもりでも、【押し間違いで】abdって入力しちゃった可能性がゼロではないじゃん?で、それの防止のために全く同じパスワードを入力させたんです。
で、私が今回ひねくれた箇所は2つ。パーティション分けの所と、インストールするデスクトップ環境。
まず、パーティション分けの所だけど、初心者向けにはすべてを一つのパーティションに入れることを勧めてると思う。でも、パーティションは分けたほうがいい。少なくとも、rootパーティションとhomeパーティションの2つに分けたほうがいい。もう選択肢は覚えていないんだけど、初心者の方は、もし「/home パーティションの分割」的な選択肢があれば、そっちを勧める。
その理由は「rmコマンドで大事なファイルを削除してしまった時に、ひとつのパーティションだと復元が不可能(もしくは困難)」だからだ。
普通にDebianをインストールすると、ext4という種類のジャーナリングファイルシステムでインストールされる。で、このext4のジャーナリングファイルでは、もし間違って大事なファイルを消してしまっても、extundeleteコマンドを使用して復元することができる。ただし、パーティションが少なくとも2つに分かれていないといけない。詳しくは"extundelete"とかの検索キーワードでググってね。そして、このextundeleteコマンドはデフォルトではインストールされていないぞ。気をつけろ。
だから、パーティションは少なくとも2つに分けること。で、Debianのインストールが済んだら、忘れないうちにすぐにextundeleteコマンドをインストールするんだ。
# aptitude install extundelete
もしくは
# apt-get install extundelete
もうひとつは、デスクトップ環境の選択だ。今回、とりあえず普通にインストールしようとしたら「インストールするソフトウェアの選択」の場面で、デスクトップ環境を選べるようになってた。びっくりしたね。ここで説明に「必要最低限のはすでに選ばれてるよ」って書かれてる通り、確かに基本的にはすでに選ばれているもののまま次へ行っていいんだ。でも、今回は選択肢に「デスクトップ環境」っていうのが書かれてて、確かにそれはすでに選択済みの状態だったんだけど、以下のようになってたね。
[*]デスクトップ環境 ├[ ]GNOME ├[ ]KDE ├[ ]Cinnamon ├[ ]MATE ├[ ]Xfce └[ ]LXDE
確か、こんな風になってた。多分、この選択肢のまま次へ進むと、Debianのデフォルトのデスクトップ環境であるGNOMEが入るのだと思う。しかし、今回は選べる!もちろんLinuxはデスクトップ環境を複数入れることもできる(から、そのために複数選択可能な選択肢があり、わざわざ選択肢の一つとしてGNOMEも用意しているのだろう)けど、とりあえずインストール時はひとつだけ選ぶじゃん?普通。
で、基本的にはタブレットにLinuxを入れるのでなければGNOMEは勧めない。今、GNOMEはだんだんとタブレットでも使いやすいデザインという方向に進んでるんだけど、タブレットではない普通のパソコンだとぶっちゃけ使いづらい。KDEも悪くない選択肢で、むしろデザインという点においてはLinuxで最も優れてると思うし、私も時々使ってみたりするんだけど、最終的に「KDEじゃなくてそろそろ別のに変えよう」って思う個人的な問題がある。それは「KDEのメニューが意図せずついてくるよ問題」!なんかKDEのメニューの配置って自由に変えられるんだけど、別に自由に変えたくない時もちょっとメニュードラッグしただけでカーソルにメニューがくっついてきちゃって「これ、どうしよう?そもそも元々どこにあったんだろう?」っていうのがしょっちゅう起こる。
XfceとLXDEは両方共シンプルで使いやすいんだけど、スペックがきついパソコンにインストールするわけでもなかったので、今回はCinnamonかMATEから選ぶことにした。CinnamonはGNOME3をベースにしてて、MATEはGNOME2をベースにしてるらしくて「新しい方が格好いいな」と思ってCinnamonを選んだ。つまり、選択肢はこう選んだ。
[*]デスクトップ環境 ├[ ]GNOME ├[ ]KDE ├[*]Cinnamon ├[ ]MATE ├[ ]Xfce └[ ]LXDE
結果、良かったよ。使いやすいよ。っていうかDebianの安定版に今までCinnamonとMATEが無かったんだよ。やっと流行りのディストリビューションに追いついたよ。Cinnamonいいですね。というわけで、タブレットじゃなくて普通のパソコンにDebianをインストールするのであればCinnamonがおすすめ。
インストール終わった?インストールし終わったあと、ちゃんとextundeleteコマンドもインストールした?
したんなら、もうええわ。おっちゃんは「パーティションを最低2つに分けて、extundeleteコマンドインストールしとけ。最悪の場合には、この準備が役立つで」って事と、「デフォルトではGNOMEが選択されるから、おっちゃんは心配やわ。タブレットでなくて、普通のパソコンやとGNOME使いにくいで。なんか別のにしとくとええで。どれにすればええか分からへんかったら、とりあえずCinnamonにしとけや」って事を言いたかったんや。ほなな。