Linuxでシャットダウン時に画面が乱れたままでパソコンの電源が切れないときの対処法
Linuxで電源を切るときにシャットダウンを選んでも、画面が乱れたままパソコンが閉じれない場合があります。
そう言う場合はコマンドでシャットダウンすれば上手くパソコンの電源を切ることが出来ます。
コマンドを打つ場所(仮想CUI環境)ですが、デスクトップ環境によって異なります。
GNOMEの場合には、上部のメニューの『アプリケーション』->『アクセサリ』->『端末』とメニューをたどってください。KDE3の場合にはデスクトップの何も無いところで右クリックすれば、右クリックメニューが開くので、その中に(仮想)コンソールというようなメニューがあると思いますので、それをクリックしてください。KDE4の場合は左下の『Kメニュー』から『アプリケーション』->『システム』->『ターミナル』を選んでください。Xfceの場合は(多分)メニューの中に、黒い四角(パソコン?)みたいなアイコンがないでしょうか?それをクリックしてみてください。
こんな感じのものが出るはずです。中には「背景が黒色で文字が白です」とか微妙に環境が異なるかもしれませんが、操作方法は同じです。
パソコンの電源を切るためのもっとも簡単なコマンドはhaltコマンドです。haltとキーボードから入力してEnterキーを押してみましょう。自動的にパソコンの電源が切れるはずです。
ただし、haltはrootユーザー(スーパーユーザー、管理者権限とも言います)でなければ行えない場合もあります。そう言う場合はrootユーザーになってからhaltコマンドを打ちましょう。
rootユーザーになるためのコマンドは、su -ですこのコマンドを打つと、rootユーザーのパスワードが聞かれるので、Linuxインストール時に決めたrootユーザーのパスワードを入力します(入力中、パスワードの文字は画面を盗み見られても大丈夫なようにディスプレイに表示されません)。そうすればrootユーザーになった状態になるので、その後haltコマンドを打ちます。
su -
halt
また、一部のLinuxディストリビューションではsu -でrootユーザーになるのではなく、sudoでroot権限を扱えるようにしている場合があります。その場合は以下のようにコマンドを打ちます。
sudo halt
これを入力すると、恐らくLinuxインストール時に決めた(一般ユーザーの)パスワードの入力が求められるので、そのパスワードを入力してEnterキーを押します(入力中、パスワードの文字は画面を盗み見られても大丈夫なようにディスプレイに表示されません)。
他にも、Linuxの電源を切るためのコマンドにhaltの代わりにshutdown -h nowというコマンドもあります(こちらも基本的にroot権限が必要です)。
shutdown -h now
どちらも同じ電源を切るための操作ですが、内部的に行っている作業が微妙に違うという噂を聞いたことがあります。お好みな方をご使用ください。