9.Linuxの取扱説明書・manコマンド
デビー君「ねぇねぇナックス。Linuxには一体どれくらいのコマンドがあるの?」
ナックス「それはもう数えられないくらいあります」
デビー君「えぇっ!?じゃあ、自分が今まで使ったことのないようなコマンドはどうやって使い方を知るのさ?」
ナックス「Linuxには便利なコマンド取扱説明書、manコマンドがあります」
デビー君「manコマンド?」
ナックス「はい。試しにlsコマンドの説明書をmanコマンドで見てみましょう。以下の様に入力してください」
$ man ls
ナックス「このコマンドを実行すると、lsコマンドの説明書が出てきます」
ナックス「一ページに収まらない説明が書いてあるときは↓キーを押せば、下の方も見れます↑キーを押せば上に戻れます」
ナックス「さて中には『日本語じゃなくて英語で書かれてるー!』っていう方もいると思います。Linuxディストリビューションの多くは英語圏から生まれているので、基本は英語です。むしろ、日本語の説明が出たら『ラッキー』と思いましょう」
ナックス「元のCUI環境への戻り方は、キーボードのQキーを押せば戻れます」
ナックス「もうお分かりかもしれませんが、manコマンドはmanの後に説明を知りたいコマンド名を入力することで使います」
$ man 使い方を知りたいコマンド名
ナックス「今まで出てきたsuコマンドやaptitudeコマンドなどの説明も見てみるとよいでしょう。ちなみに、私が試した所、cdコマンドの説明はありませんでした。基本的なコマンドとは言え、そういうのも載せておこうぜ?って個人的には思います」
ナックス「面白いことに
$ man man
でmanコマンドの説明も見ることが出来ます。試してみてください」
ナックス「ちなみに、manコマンドのmanは英語のmanual(マニュアル)から来ています。そのままですね。次回10.現在動いているプログラムを全て表示。pstreeコマンド」